ふたこわたるより バックナンバー
日時 | タイトル |
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2020/05/29(金) 15:10 | ふたこわたるより【相手に合わせるのではなく、私たちを選択するということ】 |
○○さん、こんにちは。
ふたこです。
昨日の続きで、映画「天使のくれた時間」の解説です。
この映画は、自立した個人同士が「二人であること」や
「二人の関係性」を選択し続けるという、
ほとんど描かれたことのないテーマを扱っています。
そこを見逃しちゃうと、
ただ「家族愛っていいよね」みたいな
薄っぺらい映画にも見えてしまうんだけれど、
そこじゃないんですよ〜〜。
***
さて、主人公ジャックがマンハッタンでの仕事を決めて
引っ越しも勝手に決めちゃって、
妻のケイトに猛反対される場面まで
前回話していたところでした。
このときジャックなりに、
誰もが羨む生活を手に入れることが
家族のためになるのだ、と思って
さっさと進めてしまっていた。
映画で直接のセリフでは語られないけれど、
このときジャックは "us" を選択するのとは、
別の道をひとりで突っ走っていた。
ケイトからは、
「私に相談もなく」ということでキレられます。
だいたい私たちの今の生活だって、
すでにみんなから羨ましがられている
すばらしいものだというのに。
この大げんかがあってそののち・・・。
***
冷静になったケイトがジャックに、
思い描いていた夢を語る場面がいいんですよね。
私たちはこの家で家族になった。
そして、白髪でしわくちゃになってもここにいて、
孫が訪ねてくる。
あなたは壁のペンキ塗りをしながらそこにいる。
その暖かな世界。
「でももしニューヨークで仕事をすることが、
どうしても必要だというなら。
ほんとうにほんとうに必要なんだったら。
こうした夢の全てをおいて、私はついていく。
I choose us. 私は『私たち』を選択する。」
そんな感じのセリフが語られます。
ここで2回目の I choose us です。
これは、二人がコミットしてきた世界に、
ケイトは変わらずコミットするという宣言です。
決して不本意ながら自分を犠牲にすることではないし、
経済的な事情などの依存で持って
ついていく話じゃない。
ここがポイントだとぼくは思う。
主体的に、「私たち」を選択する。
これがこの映画のテーマなんだと思うんですよね。
そんなことがあって、
ジャックにも「私たち」を選択するとは
どういうことなのか、
そこにコミットするとは
どういうことなのかということと、
13年間積み重ねてきたそれが、
どれほど愛溢れる人生を作ってきたのか
ということが、だんだんわかってくる。
***
そして雪の中で娘と遊んでいるときに、
「ほんとうのパパが帰ってきた」
って言われるシーンとかもたまらないんだけれど、
そんなふうに、
「私たち」を選んできた素晴らしさを
ジャックが噛みしめるようになったときに・・・
突然、最初の黒人(天使?)が現れ、
元の世界に戻らなくてはならなくなる。
そんなの受け入れられない!って
ジャックはキレまくるんだけれど、
どうやら無駄な抵抗らしい。
それがわかって、家に帰ってきて、
ケイトと過ごす最後の時間のシーン。
これがまた最高に美しい。何度見ても泣きます。
美しいセリフと素晴らしい演技が
たくさん詰まってるシーン。
ジャックがこの数週間過ごしてきて、
慣れないことをいろいろやってきて、
でも少しはいいこともしたかな、って
尋ねた時のケイトのセリフ。
字幕では、
「ジャックはいつもいい人よ」
みたいな感じなんだけれど、
英語では「あなたはいつもジャックだった。
そしてそれはすばらしいこと。」
みたいに言ってるんですよ。
深いセリフだ。
そして、
僕がどんなであったか、
今目に焼き付けてくれ、
それを忘れないって約束してくれ、
とケイトに言うんだけれど、
1度目は笑顔で軽やかに「約束するわ」と言うのね。
でもジャックは「もう一回約束してくれ」っていう。
ケイトはなんで彼がそこまで切実に
この約束を必要としているのかわからないけれど、
重要なことだということはわかり、
2度目は実にまっすぐに「約束する」って答えます。
この2度目の「 I promise 」の演技は最高です。
僕の講座などでよくお伝えしている、
成熟した大人の意識からのまっすぐさ。
一切の防衛反応がないまっすぐさ。
真実の自分を差し出すという愛が描かれている瞬間です。
**********
ジャックは「元の世界」にもどり、
ケイトと13年ぶりに再会します。
そこでケイトは失恋の痛みを乗り越えて、
やはり大成功しています。
でも今日まさに、
パリに転勤しようとしている日でした。
最後、空港までジャックは追いかけていくことにして、
そこでケイトに語りかけます。
少しの時間だけでもいいから、
お茶を飲んで話をしたいって。
「でもいかなきゃ」というケイトに対して
ジャックは、パラレルワールドでの体験を
ただ語ります。
このシーンもすごくいいんですよね。
そのセリフの最後でいうのが、
この映画で3度目の "I choose us. "
僕は「僕たち」を選択する。
その後二人は空港のお店に入って
語らっているシーンで映画は終わる。
その後の人生がどうなったかは語られていない。
まあそんなこんなで、
この映画は
「私たちを選ぶ」
「この関係性を選ぶ」
ということにコミットし続けることについて描いている、
なかなか他にはない映画です。
○○さんはどんなふうに感じましたか。
よかったら是非見て感想など聞かせてくださいね。
この週末から始まる2回連続の
パートナーシップのオンライン講座もあります。
よかったらそこでお会いしましょう。
https://resast.jp/page/consecutive_events/2515
*********
今後の予定など
■パートナーシップ基礎編 5/31&6/7
https://resast.jp/page/consecutive_events/2515
■コロナ特別オンライン個人セッション
期間限定で個人セッションを格安提供中
コロナ禍の自分にとっての意味を受け取るチャンスです
https://www.reservestock.jp/page/reserve_form_month/7092
■好かれる勇気半年講座&認定講師養成講座
オンライン説明会
https://www.reservestock.jp/page/consecutive_events/2094
随時開催中
■7/18から オンライン
好かれる勇気 半年講座
https://resast.jp/events/398745
好かれる勇気 講師養成講座
https://resast.jp/events/398752
一部、または全部をオンライン開催予定
■地球に幸せを広めるビジネスグループコンサルティング
オンライン開催 残席わずか
説明会 随時開催中
https://resast.jp/page/consecutive_events/2584
グループコンサルはこちら
https://resast.jp/events/ZDAyZmE4ZTBiN
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ふたこです。
昨日の続きで、映画「天使のくれた時間」の解説です。
この映画は、自立した個人同士が「二人であること」や
「二人の関係性」を選択し続けるという、
ほとんど描かれたことのないテーマを扱っています。
そこを見逃しちゃうと、
ただ「家族愛っていいよね」みたいな
薄っぺらい映画にも見えてしまうんだけれど、
そこじゃないんですよ〜〜。
***
さて、主人公ジャックがマンハッタンでの仕事を決めて
引っ越しも勝手に決めちゃって、
妻のケイトに猛反対される場面まで
前回話していたところでした。
このときジャックなりに、
誰もが羨む生活を手に入れることが
家族のためになるのだ、と思って
さっさと進めてしまっていた。
映画で直接のセリフでは語られないけれど、
このときジャックは "us" を選択するのとは、
別の道をひとりで突っ走っていた。
ケイトからは、
「私に相談もなく」ということでキレられます。
だいたい私たちの今の生活だって、
すでにみんなから羨ましがられている
すばらしいものだというのに。
この大げんかがあってそののち・・・。
***
冷静になったケイトがジャックに、
思い描いていた夢を語る場面がいいんですよね。
私たちはこの家で家族になった。
そして、白髪でしわくちゃになってもここにいて、
孫が訪ねてくる。
あなたは壁のペンキ塗りをしながらそこにいる。
その暖かな世界。
「でももしニューヨークで仕事をすることが、
どうしても必要だというなら。
ほんとうにほんとうに必要なんだったら。
こうした夢の全てをおいて、私はついていく。
I choose us. 私は『私たち』を選択する。」
そんな感じのセリフが語られます。
ここで2回目の I choose us です。
これは、二人がコミットしてきた世界に、
ケイトは変わらずコミットするという宣言です。
決して不本意ながら自分を犠牲にすることではないし、
経済的な事情などの依存で持って
ついていく話じゃない。
ここがポイントだとぼくは思う。
主体的に、「私たち」を選択する。
これがこの映画のテーマなんだと思うんですよね。
そんなことがあって、
ジャックにも「私たち」を選択するとは
どういうことなのか、
そこにコミットするとは
どういうことなのかということと、
13年間積み重ねてきたそれが、
どれほど愛溢れる人生を作ってきたのか
ということが、だんだんわかってくる。
***
そして雪の中で娘と遊んでいるときに、
「ほんとうのパパが帰ってきた」
って言われるシーンとかもたまらないんだけれど、
そんなふうに、
「私たち」を選んできた素晴らしさを
ジャックが噛みしめるようになったときに・・・
突然、最初の黒人(天使?)が現れ、
元の世界に戻らなくてはならなくなる。
そんなの受け入れられない!って
ジャックはキレまくるんだけれど、
どうやら無駄な抵抗らしい。
それがわかって、家に帰ってきて、
ケイトと過ごす最後の時間のシーン。
これがまた最高に美しい。何度見ても泣きます。
美しいセリフと素晴らしい演技が
たくさん詰まってるシーン。
ジャックがこの数週間過ごしてきて、
慣れないことをいろいろやってきて、
でも少しはいいこともしたかな、って
尋ねた時のケイトのセリフ。
字幕では、
「ジャックはいつもいい人よ」
みたいな感じなんだけれど、
英語では「あなたはいつもジャックだった。
そしてそれはすばらしいこと。」
みたいに言ってるんですよ。
深いセリフだ。
そして、
僕がどんなであったか、
今目に焼き付けてくれ、
それを忘れないって約束してくれ、
とケイトに言うんだけれど、
1度目は笑顔で軽やかに「約束するわ」と言うのね。
でもジャックは「もう一回約束してくれ」っていう。
ケイトはなんで彼がそこまで切実に
この約束を必要としているのかわからないけれど、
重要なことだということはわかり、
2度目は実にまっすぐに「約束する」って答えます。
この2度目の「 I promise 」の演技は最高です。
僕の講座などでよくお伝えしている、
成熟した大人の意識からのまっすぐさ。
一切の防衛反応がないまっすぐさ。
真実の自分を差し出すという愛が描かれている瞬間です。
**********
ジャックは「元の世界」にもどり、
ケイトと13年ぶりに再会します。
そこでケイトは失恋の痛みを乗り越えて、
やはり大成功しています。
でも今日まさに、
パリに転勤しようとしている日でした。
最後、空港までジャックは追いかけていくことにして、
そこでケイトに語りかけます。
少しの時間だけでもいいから、
お茶を飲んで話をしたいって。
「でもいかなきゃ」というケイトに対して
ジャックは、パラレルワールドでの体験を
ただ語ります。
このシーンもすごくいいんですよね。
そのセリフの最後でいうのが、
この映画で3度目の "I choose us. "
僕は「僕たち」を選択する。
その後二人は空港のお店に入って
語らっているシーンで映画は終わる。
その後の人生がどうなったかは語られていない。
まあそんなこんなで、
この映画は
「私たちを選ぶ」
「この関係性を選ぶ」
ということにコミットし続けることについて描いている、
なかなか他にはない映画です。
○○さんはどんなふうに感じましたか。
よかったら是非見て感想など聞かせてくださいね。
この週末から始まる2回連続の
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よかったらそこでお会いしましょう。
https://resast.jp/page/consecutive_events/2515
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今後の予定など
■パートナーシップ基礎編 5/31&6/7
https://resast.jp/page/consecutive_events/2515
■コロナ特別オンライン個人セッション
期間限定で個人セッションを格安提供中
コロナ禍の自分にとっての意味を受け取るチャンスです
https://www.reservestock.jp/page/reserve_form_month/7092
■好かれる勇気半年講座&認定講師養成講座
オンライン説明会
https://www.reservestock.jp/page/consecutive_events/2094
随時開催中
■7/18から オンライン
好かれる勇気 半年講座
https://resast.jp/events/398745
好かれる勇気 講師養成講座
https://resast.jp/events/398752
一部、または全部をオンライン開催予定
■地球に幸せを広めるビジネスグループコンサルティング
オンライン開催 残席わずか
説明会 随時開催中
https://resast.jp/page/consecutive_events/2584
グループコンサルはこちら
https://resast.jp/events/ZDAyZmE4ZTBiN
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