ふたこわたるより バックナンバー
日時 | タイトル |
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2016/10/05(水) 18:00 | ふたこわたるより【アマゾン先住民に会いに行ってきます】 |
○○さん、こんにちは。
ふたこです。
地球に人間がいなければいいんじゃないか、
と思ったことのある人は、
少なくとも僕の周りには結構います。
人間がいなければ、
こんなに自然が破壊され尽くされることもないし、
こんな勢いで動植物が絶滅していくこともない。
人間は地球の歴史の中で間違って生まれてしまった、
病原体のようなものなんじゃないかと。
僕は子どもの頃から大人になってもしばらくの間、
その問いに対する明確な答えを持っていませんでした。
先住民の行き方を深く知るまでは。
***
そんな問いに関係して、
エクアドルのアマゾン先住民を訪ねる
スタディーツアーに参加してきます。
アマゾンの大森林。ここ最近の研究によって、
実は巨大な人工林である、と言われるようになりました。
文明人の観念を持って見ると原生林にしか見えないので、ながらく見落とされてきた。
どういうことかというと、
アマゾンは放っておいてなるはずの生態系から少しズレている。
日本で人工林と言ったら山の斜面丸ごと杉を植えちゃう、みたいなものですが、
アマゾンの先住民は、そこにある生態系の調和を壊さないようにしながら、
人が住みやすいようにせっせと手を入れてきたのでした。
そのことを知ったのは、
チャールズ・C・マン著
「1491ー先コロンブス期のアメリカ大陸をめぐる新発見」という本の中でだったのですが、
読んだ時に「なるほど、そりゃそうにきまってる!」と確信したのでした。
というのは、それまでに学んできた北米先住民のエピソードとして、
トラッカースクールのトム・ブラウン・Jrの
「グランドファーザーの生き方」の中に出てくる
ケアテイカーについての物語を知っていたから。
その本の中で幼かったトムは、
冒頭に書いたような「人間は地球にいない方がいいんじゃないか」という疑問に苛まれて、
グランドファーザーに相談するのです。
***
そこでグランドファーザーが答えるのは
(この話感動的だから、是非原著に当たって頂きたいんですけれど):
すべての生き物は、他の生き物の命の犠牲の上で生きている。
人間だけが他の命を犠牲にしているというわけではない。
でも、他の命をいただくにあたっては、そこに調和とバランスがなくてはいけないのだ。
他の命をいただく時に、
自然の法則に従うことで自然がより豊かになるのを手伝うこともできれば、
それに逆らって破壊をもたらすこともできる。
道具を作るために木を一本切る時にも、
放っておいたらやがて自然に倒れるような密生した木の中の弱いものを頂くのと、
条件も良く健康そのものに育っているものを頂くのとでは、
森に与えるインパクトは全く違うものになる。
人間はそうしたことに注意深くあることを通して、
大地の破壊者ではなく、
大地の世話人「ケアテイカー」として生きることもできる。
もともと長い時間をかけてより元気に豊かになろうとする森の命の流れに、
そうやって奉仕することこそが、人が地球に生まれた意味なのだ。
***
というような話をするのです。
その目で見てみると、先住民文化はかならず、
その土地をより豊かにしながら生活する
テクノロジーを持っています。
アマゾン先住民も当然そうだったのでしょう。
そして、「そうでなかった人々」は滅んでしまった。
狩猟採取型の社会では、
その環境破壊の影響が跳ね返ってくるまでの時間差が短い。
僕らの文明社会は、
その影響が跳ね返ってきた分を
どこかにしわ寄せしながら
先延ばしにしてごまかせる。
地球全体が危機に陥るまでは。
そして今が、その「地球全体の危機の時」だというわけです。
僕らは明らかに、「そうでなかった人々」なので、
このままいくと滅びる定めにあります。
このままいくと、ね。
でもさー、どうしたらいいのかというと、簡単じゃないわけです。
先住民と同じ暮らしをできるわけでもない。
そんなわけで、長年どうしたらいいかという問いを抱えて生きてきました。
このブログのタイトルの「祖国」は
アナスタシアの本に出てくる概念ですが、
今のところ僕が知る限り、
これが唯一の希望。
現代文明を経験してしまった僕らのような人々が、
先住民のようにその土地と調和していきながら生きられる、
具体的な方法論だと思ってるの。
日本語訳は現在5巻までですが、
その先をすでに読んだ人の話では、
「祖国」は生きるためのすべてがある場所。
英語でFamily Homesteadというそうな。
***
アマゾンの先住民は、自分達が住む森にすべてがあることを
当たり前に感じながら生きていると言います。
僕はそういう彼らの生活や感覚にじかに触れてみたいのでした。
今回参加するのは、リン・ツイストらがやっている
パチャママ・アライアンスが定期開催しているツアーで、
その日本支部的なNPOセブンジェネレーションズが
日本人グループを編成してゆくもの。
帰ってきたら報告会とかやると思いますのでお楽しみに〜。
***
今後の予定
一緒に真剣に命を輝かせる旅に出ませんか。
★『充ち足りているワールド』から生み出すビジネスのグループ・コンサルティング
http://www.kokuchpro.com/event/tokyo_gc02/
★大好きな人に、大好きエネルギーの循環を通して好かれる
「好かれる勇気」名古屋カフェコスモス
11/19、12/17
https://www.facebook.com/events/213556345728537/
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ふたこです。
地球に人間がいなければいいんじゃないか、
と思ったことのある人は、
少なくとも僕の周りには結構います。
人間がいなければ、
こんなに自然が破壊され尽くされることもないし、
こんな勢いで動植物が絶滅していくこともない。
人間は地球の歴史の中で間違って生まれてしまった、
病原体のようなものなんじゃないかと。
僕は子どもの頃から大人になってもしばらくの間、
その問いに対する明確な答えを持っていませんでした。
先住民の行き方を深く知るまでは。
***
そんな問いに関係して、
エクアドルのアマゾン先住民を訪ねる
スタディーツアーに参加してきます。
アマゾンの大森林。ここ最近の研究によって、
実は巨大な人工林である、と言われるようになりました。
文明人の観念を持って見ると原生林にしか見えないので、ながらく見落とされてきた。
どういうことかというと、
アマゾンは放っておいてなるはずの生態系から少しズレている。
日本で人工林と言ったら山の斜面丸ごと杉を植えちゃう、みたいなものですが、
アマゾンの先住民は、そこにある生態系の調和を壊さないようにしながら、
人が住みやすいようにせっせと手を入れてきたのでした。
そのことを知ったのは、
チャールズ・C・マン著
「1491ー先コロンブス期のアメリカ大陸をめぐる新発見」という本の中でだったのですが、
読んだ時に「なるほど、そりゃそうにきまってる!」と確信したのでした。
というのは、それまでに学んできた北米先住民のエピソードとして、
トラッカースクールのトム・ブラウン・Jrの
「グランドファーザーの生き方」の中に出てくる
ケアテイカーについての物語を知っていたから。
その本の中で幼かったトムは、
冒頭に書いたような「人間は地球にいない方がいいんじゃないか」という疑問に苛まれて、
グランドファーザーに相談するのです。
***
そこでグランドファーザーが答えるのは
(この話感動的だから、是非原著に当たって頂きたいんですけれど):
すべての生き物は、他の生き物の命の犠牲の上で生きている。
人間だけが他の命を犠牲にしているというわけではない。
でも、他の命をいただくにあたっては、そこに調和とバランスがなくてはいけないのだ。
他の命をいただく時に、
自然の法則に従うことで自然がより豊かになるのを手伝うこともできれば、
それに逆らって破壊をもたらすこともできる。
道具を作るために木を一本切る時にも、
放っておいたらやがて自然に倒れるような密生した木の中の弱いものを頂くのと、
条件も良く健康そのものに育っているものを頂くのとでは、
森に与えるインパクトは全く違うものになる。
人間はそうしたことに注意深くあることを通して、
大地の破壊者ではなく、
大地の世話人「ケアテイカー」として生きることもできる。
もともと長い時間をかけてより元気に豊かになろうとする森の命の流れに、
そうやって奉仕することこそが、人が地球に生まれた意味なのだ。
***
というような話をするのです。
その目で見てみると、先住民文化はかならず、
その土地をより豊かにしながら生活する
テクノロジーを持っています。
アマゾン先住民も当然そうだったのでしょう。
そして、「そうでなかった人々」は滅んでしまった。
狩猟採取型の社会では、
その環境破壊の影響が跳ね返ってくるまでの時間差が短い。
僕らの文明社会は、
その影響が跳ね返ってきた分を
どこかにしわ寄せしながら
先延ばしにしてごまかせる。
地球全体が危機に陥るまでは。
そして今が、その「地球全体の危機の時」だというわけです。
僕らは明らかに、「そうでなかった人々」なので、
このままいくと滅びる定めにあります。
このままいくと、ね。
でもさー、どうしたらいいのかというと、簡単じゃないわけです。
先住民と同じ暮らしをできるわけでもない。
そんなわけで、長年どうしたらいいかという問いを抱えて生きてきました。
このブログのタイトルの「祖国」は
アナスタシアの本に出てくる概念ですが、
今のところ僕が知る限り、
これが唯一の希望。
現代文明を経験してしまった僕らのような人々が、
先住民のようにその土地と調和していきながら生きられる、
具体的な方法論だと思ってるの。
日本語訳は現在5巻までですが、
その先をすでに読んだ人の話では、
「祖国」は生きるためのすべてがある場所。
英語でFamily Homesteadというそうな。
***
アマゾンの先住民は、自分達が住む森にすべてがあることを
当たり前に感じながら生きていると言います。
僕はそういう彼らの生活や感覚にじかに触れてみたいのでした。
今回参加するのは、リン・ツイストらがやっている
パチャママ・アライアンスが定期開催しているツアーで、
その日本支部的なNPOセブンジェネレーションズが
日本人グループを編成してゆくもの。
帰ってきたら報告会とかやると思いますのでお楽しみに〜。
***
今後の予定
一緒に真剣に命を輝かせる旅に出ませんか。
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